今回は、MGシリーズなどのキットについてくる、いつも「これ、塗るんですか?」ってやつでお馴染み、あの小さな『付属フィギュア』を、初心者がほぼ『筆塗』で塗装してみました!
見て見ぬふりしてきた作業でしたが、いざ完成すると、ものすごい達成感がありました(≧▽≦)
本記事では、『付属フィギュア』の基本的な『塗装方法』や『ポイント』などをご紹介します!
他の『極小キット』塗装への応用など、ご参考にしていただけたら幸いです<(_ _)>
では、スタート!
今回の対象者
個人的に大好きな作品『機動戦士ガンダムSEED』より、『MG 1/100 イージスガンダム』に付属するパイロット、『アスラン・ザラ』(パイロットスーツ姿と制服姿)を塗っていきます。
塗装方法
まず、塗装用クリップで挟むために、ランナーを一部残して切り出します。
左のパイロットスーツ姿は、ランナーを一部残した状態。
※切り出した後に気づいたのですが、後ろに差し込み用の突起がありました。そこにクリップを挟んでも良かったのですが、そのまま続けます^^;
右の制服姿は台座が付いており、そこにクリップを挟めそうでしたので、ゲート処理まで終わらせました。
準備するもの
筆塗で最低限あると良いものなどを紹介します。作業環境に応じてご準備ください。
・小~極細の面相筆
細かい塗装はお手の物。塗装色が多い際は2~3本あると作業がはかどります。
・塗料一式
事項のカラーガイドを参考に、水性塗料で揃えました。同じ色でなくとも、似た色で代用しても良いと思います。
・水性ホビーカラーうすめ液
濃度を調整するのにあると便利な、水性専用のうすめ液(溶剤)です。
・塗料皿
金属製で、使用後に溶剤で掃除をすれば繰り返し使用できます。広めの縁で、筆についた塗料の量を調整しやすいです。
・調色スティック
塗料を混ぜるのに使用。また塗料を塗料ビンから塗料皿に移す際にも、このスティックを伝わらせると移しやすい。今回の塗装では塗料は少量なので、スプーン形状の先を使い塗料皿に移しました。
・サーフェイサー
筆塗前の下地つくりで使用。『塗料のノリをよくする』などの効果があります。
・塗装用クリップ
これでゲートなどを挟みながら塗装します。直接手で掴みながらの作業だと大変です^^;
・ルーペ
小さいものが見えにくい方には、あった方が便利です。
カラーガイドを確認
説明書の裏あたりにある、カラーガイドを参照しておきます。
基本的には、薄い色から順に塗装していきます。調色が必要な色や、順番、塗装後のイメージなどを確認しておくと良いです。
サーフェイサーを吹く
下地を作って、塗料のノリをよくしていきます。
残したランナーや、塗装に影響のないヵ所をクリップで挟み、サーフェイサーを吹いていきます。
使用したのはクレオスさんの『Mr.サーフェイサー1000』。一般的なグレー色で塗装しました。
・1000という数字は粒子の大きさを表します。数字が小さいと粒子は粗めに、数字が大きいと粒子は細かくなります。1000はその中間くらいのタイプとなります。
・サーフェイサー自体にも色のラインナップが多くあり、仕上がりをより明るくしたい場合は白を、暗めにしたい場合は黒のサーフェイサーを下地に使用する方法もあります。
調色
カラーガイドを参照し、必要に応じて調色し、準備しておきます。
↑はアスランの軍服、ダークグレー部の調色。ブラック(70%)+ホワイト(30%)の割合で混ぜていきます。
塗料は時間が経つと『濃く』なり硬化していってしまうので、うすめ液で濃度を調整しながらの塗装をおススメします。
薄い色から塗装
ここからは、実際の塗装作業となります。面相筆を当てて改めて、ほんとうに小さいと思いました(笑)
私は100均で購入したメガネ型ルーペを着用し、アスランと対峙しました(`・ω・´)
写真では分かりにくいですが、ちょっと手が震えています。(;゚Д゚)
塗装順については、薄い色順で塗装するのが基本とのことです。
アスラン制服姿は、ブーツなどのホワイト系、顔などの肌色系、胸章などのイエロー系、軍服の赤系、髪のブルー系、軍服のダークグレー系の順で塗装しました。
また、次項以降の修正や、ゲート跡の塗装にて、再度塗料が必要になる場合があります。塗料は塗装が全て終了するまで、取っておくことをおススメします。
・胸章などの更に細かい部位は、塗料を筆先でトントンと、やさしく置くイメージで塗装したら、少しはみ出しましたが、なんとか塗装できました。
・薄い色から塗ると、はみ出してしまっても濃い色で塗り潰しできて、リカバリーしやすいです。(濃い色はより慎重に、はみ出さないように気を付けましょう!)
・塗料はできれば最後までとっておく。(うまく塗装ができた!と、もう必要ないと片づけたが、修正で必要になり、二度手間となりました。)
修正
ここまできたらあと少しです。
一通り塗装が終了したら、はみ出しや、塗り忘れなどがないか確認し、必要であれば修正をしましょう。
修正しているつもりが、余計なヵ所に触れてしまって更に修正が必要になったりしました(-_-;)
最後まで気を抜かない様にしましょう(・ω・)ノ
ゲート跡の塗装
しっかりと乾燥させた後、残しておいたランナーを切り取ります。
ゲート跡には色がついてないため、ここもしっかりと塗装していきます。細かい(;゚Д゚)
そして塗装完了したのがこちらです↓
これにて完成!っと思ったのですが、完成したアスランを眺めていたら、だいぶ「てかてか」ではないですか!?よくよく塗料ラベルをみると、ほぼ『光沢塗料』。そうなりますよね・・・。でももう少しつやを抑えたいなと。
ということで、次項、追加工程『つや消し』!
つや消しトップコート
缶スプレータイプの『つや消しトップコート』を使用しました。
使用したのは、クレオスさんの『水性つや消し プレミアムトップコート』。特徴は一般的な通常の青い缶より、キメ細かく白化しにくいとのこと。
室内ではしっかり換気をして、外では周りに注意して吹き付けましょう。
・対象物が小さく、吹き付けた量が分かりにくいので、吹き付け過ぎなどに注意しましょう。
吹き付け後がこちら↓
どうでしょうか?だいぶ落ち着いた、カッコいいアスランになりました(≧▽≦)
「キラを討つ、今度こそ、必ず!!」
終わりに
初めての『付属フィギュア』塗装でしたが、完成したアスランを眺めて思いました。
「博物館に寄贈できるレベルじゃね!?」
というのは大げさでした(-_-;)
だがしかし、製作したのは『小さいもの』でしたが、達成感はとても『大きなもの』となりました!「自分でもできるんだ!」と。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
本記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
では、また!
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